イタリアンモダンヴァイオリンに関する書籍『Renzo Bacchetta レンツォ バケッタ』（1930年代全国イタリア・ヴァイオリン職人アンケート調査結果 Luca Bastianiルガ・バスティアーニ著書）の出品です。

イタリアのRenzo Bacchetta レンツォ バケッタ教授が1930年代当時、イタリア国内のヴァイオリン製作者にアンケート調査を行った資料を一冊にまとめた本になります。
状態は新品のお品です。
大変貴重なイタリアモダンヴァイオリンの資料ですので、コレクションとして如何でしょうか。


1937年、クレモナでストラディヴァリアン生誕200周年の祝賀会が開催され、ヴァイオリン製作大会とパラッツォ・チッタヌォーヴァでのオールドヴァイオリン展が行われました。

当時イベントの準備に関連して、1936年に教授でもあるレンツォ・バケッタは、イタリアのすべての弦楽器製作者に複数の質問からなるタイプライターのアンケートを送りました。

クレモナ国立図書館のアーカイブでもあるレンツォ・バケッタ教授の元には、そのうちの59点があり、製作者自身とその楽器の写真、または返信の手紙が添付されているものもあります。

アンケートの目的は、イタリアの弦楽器製作者の労働状況に関する情報を得るために国勢調査を実施することだったと想像できます。

まず第一に、製作者の簡単な伝記データが要求されます（姓と名、母性と父性、生年月日と居住地）。 これに続いて、全員の製作教育についての調査が行われます。どこで何歳から製作を始めたのか、師事か独学か、他の人に雇われたか、他にどのような職業に就いていたかなどです。
この一連の質問は、弦楽器製作者の下積み時代と弦楽器製作への最初のアプローチの履歴を正確に定義するため、最も重要な資料となります。

次の質問は、より技術的な性質のものです。彼らがそれまでに作った楽器の数、使用した木材の種類、ニス、ヴァイオリンのパーツの数、好まれたモデルは何か。ここでの調査は、個々の作者の技術と好みを特定するのに貴重な様式的側面を強調し、楽器の作者を特定するために今日非常に役立つ要素を提供します。

確かに、アンケートを通じて収集された情報を、既存の文献や製作者に関してすでに得られている知識と比較する必要がありますが、回答が作成され、製作者自身によって署名されているという事実そのものが、本物の自己証明として、アンケートは非常に重要な資料です。

アンケートの最後の部分は、当時の製作者がオールドの楽器に直接触れる機会があったかどうか、それらを修復したことがあるかどうか、それらを所有しているかどうか。これらの性質から59人のイタリアの弦楽器製作者がアンケートへの回答を通じて自身のストーリーを語ります。

著者 : Luca Bastiani
(本の内容はアンケートの完全な写し。アンケートの英語への完全な翻訳。レンツォ・バケッタ コレクションに保管されている 43のラベルの複製。製作者の手書きと署名を強調したアンケートの写真の詳細59ページ。寸法32 x 22.5 cm、全238ページ）









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