１９９５年２月１０日 オーストラリアのニュー・サウス・ウェールズ州リッチモンドで採集された標本です。ですから、擦れがありますが、完全に近い状態でした。ところが、撮影中に触角を１本落としてしまいました。落としてしまった触角は、取り置いてあります。
リッチモンディアトリバネアゲハは、小さいほど価値があります。なぜならば、大きいと、ユーフォリオンと見紛われます。さらに、小さく締まったこの標本は、裏面が青味がかった稀なバライタグリーン色をしております。はたして、表の色調はどうなのか……興味深いところです。
ご存知のように、規制が厳しくなったオーストラリアの標本を入手することは、とても困難です。オーストラリアの東海岸には、チョウの保護施設があります。何年か前に訪れたところ、ユーフォリオンは、施設内に飛んでいました。ところが、リッチモンディアを観察することは、できませんでした。施設スタッフに尋ねたところ、彼らでさえ、リッチモンディアを見ることはできないとのことでした。
リッチモンディアは、私も１ペアしか所持しておりません。ですが、高齢ですので、展翅をすることができません。ですから、出品いたしました。
撮影中に触角を１本落としてしまったので、値引きをしました。画像をしっかりと参照していただき、入札のご検討をお願いいたします。
注―画像８ 画像10―色と大きさの比較をしたチョウですが、出品物ではございません。